投稿者「WATANABEAKIKA」のアーカイブ

音楽と映像

生の音楽と映像を合わせるという試みが近年増えているなあと感じる。野外コンサートでプロジェクションマッピングを使うというのも見聞きしたことがある。

今回獨協大学フランス語学科企画コンサート エリック・サティ〈フランスでいちばん尖った音楽家⁉〉では、「パラード」というバレエのために作曲された曲も連弾で演奏させていただいたのだが、ピアノだけでなく、たくさんの打楽器類を加え、さらに2017年にダラス ネオクラシックバレエが再演した映像も同時に流す、という素晴らしく豪華な企画だった。とっても楽しそう、というか楽しかった。ただこれが、音楽ありきに映像をつけるのは簡単なのだが、すでにある映像に音楽をつけるとなると大変なこと。音楽に集中すると微妙にずれていってしまうし、映像に合わせようとすると音楽がハチャメチャになる。スタッフの先生のご主人が徹夜で我々の連弾に合わせて完璧な編集を施してくださったのだが、いざ打楽器が入ると微妙に我々のテンポも変わってしまうし、本番は心拍数が上がるからテンポもいつもより上がるし。
念入りにリハーサルをして、区切りの曲で頭を合わせていくということで確認し、いざ本番。ドキドキ。
本番では映像とのずれもほとんど無く、何とか無事終了!とりあえず良かった~。

今後のこともあるので、映像に音楽をつけるための最良のやり方を考えたいな。

連弾②

前回「連弾」というタイトルで書いてからあっという間に1ヶ月経ってしまった。その間に大使館のコンサートも獨協大学のコンサートも終了。当初の予定ではコンサートまでに徐々にステップアップして行く様子を綴るはずだったのだが・・・。

連弾、練習当初は大きなブレスで合図をしているに入りがズレたり、相手の手をガン見しながらギクシャク合わせていたのも、慣れてくると自然な呼吸だけで入って来れるようになる。まるでひとりで弾いているように。そういう心地良さを感じる頃に本番の日はやってきて、あっという間に過ぎていく。そして楽しく終わった後は少しさびしく感じるのです。(まれに終わってほっとすることもあるけど。)ソロの場合は終わってさびしいと感じることはあまりないように思うので、これもアンサンブルの特徴のひとつなのだろうな。